アナログ情報は、
・情報を書き留める速さ
・受け止める情報の自由度
・情報の一覧性
においてデジタルよりも優れているわけですが、
デメリットとして、
・検索性が低い
ということが挙げられます。
この検索性の低さをカバーするのに、デジタルは最適です。
デジタルのメリットは、検索性の高さですので、これをアナログと併せて活用することで、アナログ情報が最大限に活かされます。
具体的に説明します。
まずは、モレスキンに情報を書き留める時点で、検索のキーとなるインデックスも一緒に記入します。
インデックスというのは、
・日付
・ページ数
など、情報を探す時の目印となるものです。
次に、Evernoteでモレスキン用のノートブックを作り、そこにモレスキンのインデックスと情報を入力していきます。
Evernote上で、1冊のモレスキンにつき1つのノートを作成し、日付・ページ数と、タイトルを入力していきます。
つまり、1つのノートを見れば、1冊のモレスキンに何が書かれているかが一覧で分かるわけです。
目次を作成する感覚です。
どのモレスキンに書いたのかが分かるように、それぞれのモレスキンにも番号を振ります。
例えば、
「モレスキン 002」という名前のノートに、
P12 業務報告会について
と書いてあったとすると、2冊目のモレスキンの12ページ目に業務報告会についての情報が書いていることを表します。
また、インデックスを作る時の注意点としては、全ての情報についてインデックスをEvernoteに入力していくのは手間がかかりますので、
・フロー情報:一定期間が過ぎた後には価値がなくなる情報
・ストック情報:時間が過ぎても保管して参照する必要がある情報
に分けて考え、フロー情報についてはEvernoteでのインデックスを作らないようにすると、その分手間が減ります。
例えば、イベントが過ぎれば必要がなくなる一時的な覚え書きなどがそれにあたります。
ストック情報は、今後何度か参照する必要がある情報ですので、Evernoteで検索に引っかかるようにしっかりとインデックスを作っておきましょう。
奥野宣之さんの著書「情報は1冊のノートにまとめなさい」
では、これをエクセルで入力していくと説明されていますが、
Evernoteでも同様なことができます。
むしろEvernoteの方が、全文検索が一瞬で容易にできるし、パソコンでもスマホでもタブレット端末でも同じEvernote上の情報が検索できるため、端末を選ばないというクラウドのメリットが活かせるのではないでしょうか。