月別アーカイブ: 2012年8月

デジタルとアナログによる「ハイブリッドメモ術」

 

 

私が最近確立したのは、

デジタルとアナログのメリットを活かした「ハイブリッドメモ術」です。

 

アナログノートのメリットは、以下の本が参考になります。

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)

100円ノート『超』メモ術

すべての情報は1冊の手帳にまとめなさい

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)

 

デジタルノートのメリットは、以下の本が参考になります。

EVERNOTE 情報整理術 (デジタル仕事術)

クラウド情報整理術

クラウドどこでも勉強術

EVERNOTE「超」知的生産術

EVERNOTE「超」仕事術

たった一度の人生を記録しなさい 自分を整理・再発見するライフログ入門

 

これらの本を読むうちに、アナログとデジタル、両方のデメリットを埋める方法は何かないだろうか?と考えるようになりました。

 

私が考える両者のデメリットは以下の通りです。

【アナログのデメリット】

  • 検索に時間がかかる
  • 量的な保管場所の確保が必要
  • 時間経過とともにノートの老朽化が起きる
  • 常に持ち歩ける量には限界がある

【デジタルのデメリット】

  • バッテリー切れの問題がある
  • 情報の一覧性の低さ
  • 記録時のスピードはアナログにはかなわない
  • 手書きの図や表の記録がしにくい

 

この両者のデメリットを埋めるために考えたのが、

デジタルとアナログの「ハイブリッドメモ術」です。

 

その過程を1つずつ見てきます。

 

1.メモをする

まずは、メモをアナログで取ります。

日頃思いついたアイデアや日々の記録などを、メモ帳に記録していきます。

(メモするノートは自分が使いやすいものであれば何でも構いません。私はミニ6穴サイズのブレイリオのシステム手帳を使っています。どこでも持ち歩けるサイズで、見た目も高級感があって気に入っています。)

メモする時のポイントは、「日付情報を付加する」という事です。

日付情報さえ付加しておけば、内容は何でも時系列にごちゃ混ぜに書いてしまって構いません。

手書きメモなので、図や表なども自由に素早く書くことができます。

バッテリー切れの心配もありません。

 

2.メモした内容をスマホでEvernoteに取り込む

次に、1日の終わりに、今日1日のメモをスマホのカメラで撮影します。

撮影するアプリは、Evernoteを使います。

 

Evernoteよりより鮮明な画像で保管したければ、CamScanner(Android用アプリ)などの画像鮮明化ができるアプリを使います。

私はこのCamScannerを愛用しています。このアプリは、まるでフラットヘッドスキャナーで撮影したかのように鮮明にメモ帳をスキャンすることができるのでとてもオススメです!

CamScannerなどのアプリで撮影した場合には、撮影した画像データをそのアプリからEvernoteに転送します。

この際、PDFファイルとして転送しても良いのですが、オススメはjpegの画像データです。

なぜならば、画像データであれば、Evernoteの画像内テキスト検索に引っかかる可能性がありますし、Evernoteで表示する際にPDFファイルは一度別のPDF表示アプリで開く必要がありますが、jpeg画像であれば、Evernoteのノートを開けばすぐに見ることができて閲覧スピードを速くできます。

Evernoteでは、「メモ帳」などの名前のノートブックを作成して、そこにメモ帳の画像データを全て入れ込んでいきます。

個別のノートのタイトルは、日付を付けていきます。

例えば、2012年8月11日のノート画像であれば、

「20120811」や「120811」といった具合に、日付が分かる名前を付けます。

日付のタイトルを付けておけば、スケジュール帳やGoogleカレンダーなどとリンクさせることができます。

スケジュール帳で出来事を探したら、Evernoteで日付検索をかければ、その詳細な内容を見ることができるわけです。

キーワード検索よりも日付検索の方がある意味強力です。

 

3.Evernoteのノートブック内に、キーワードを入力する

次に、ノートブックの内容の欄に、その日のメモ帳の画像データに関連したキーワードを入れていきます。

 

このキーワードは、後で自分が検索する時に検索しやすいキーワードを入れておく必要があります。

何年か経った後でも検索に引っかかるように、自分が思い浮かべやすいキーワードを入れると良いと思います。

 

また、同じ言葉でも、違う言い回しでいくつかキーワードを入れておくのもオススメです。

例えば、「Evernote」というキーワードであれば、英語で検索した時しか引っかかりませんが、「Evernote、エバーノート」と入れておけば、英語と日本語のどちらで検索しても引っかけることができます。

同様に、「スタバ」を「スタバ、スターバックス」など、正式名称と略称の両方をキーワードとして入れることでも検索に引っかかる可能性が高くなります。

 

「ハイブリッドメモ術」の内容は以上です。

こうすることで、アナログ・デジタルそれぞれのデメリットを補うことができるわけです。

 

【アナログのデメリット】

・検索に時間がかかる

  ⇒Evernoteですぐに検索ができる

・量的な保管場所の確保が必要

  ⇒どんなに量が増えても、デジタルなら物理的なスペースが必要ない

・時間経過とともにノートの老朽化が起きる

  ⇒デジタルで保管すれば、老朽化は起きない

・常に持ち歩ける量には限界がある

  ⇒デジタルなら、クラウドで大量のデータをどこでも参照できる

 

【デジタルのデメリット】

・バッテリー切れの問題がある

  ⇒アナログノートならバッテリー切れの心配はない

・情報の一覧性の低さ

  ⇒アナログノートなら一覧性が高い

・記録時のスピードはアナログにはかなわない

  ⇒記録する時はアナログノートを使うので、記録スピードは速い

・手書きの図や表の記録がしにくい

  ⇒アナログノートに記録すれば、図や表も自由に手書きで記入できる

 

アナログノートにメモした内容を、毎日Evernoteに入れるのは面倒では?という意見もあると思いますが、

これを「面倒な作業」と捉えるのではなく、「日次レビューの時間」と捉えることで、価値ある作業となります。

 

1度アナログノートにメモしたけれど、1度も見返すことがなくノートの中に埋もれてしまっているということはないですか?

Evernoteに入れ込むという作業を行うことで、1日の終わりに、その日の出来事を「見返す」ことができ、その日はどんな1日だったのか?価値ある1日だったのか?次に行うべき行動は何かなかったか?といった日次レビューができるわけです。

 

また、Evernoteでキーワードを決めるという作業をすることで、その日の出来事を強く記憶に残すこともできます。

こう考えると、アナログからデジタルへの変換作業は決して無駄な時間ではなく、大きなメリットとして捉えることができるのではないでしょうか。

 

また、Evernoteへの入力は必ず毎日行わなくても、休日にまとめて数日分を行っても問題ないと思います。

なぜなら、Evernoteですぐに検索できるようにしておかなくても、アナログノートから数日前の情報ならすぐに探し出すことができるからです。

 

Evernoteが威力を発揮するのは、普段は持ち歩けない数年前のノートの内容をすぐに知りたい時です。

何年前の情報であろうと、キーワードさえ入れておけば、一瞬で検索で引き出すことができるのです。

 

私の経験上、仕事での会議中に、ある情報について参加者全員が忘れてしまっていた時に、私のEvernoteで一瞬で検索して提示することができたということがあります。

 

こういう時こそデジタル情報のメリットが最大限に活かされます。

 

この「ハイブリッドメモ術」は、毎日少しの手間をかければ、長年時間が経てば経つほど内容が蓄積されていき、威力が発揮されるメモ術ではないかと思います。

 

ご興味を持って頂けた方は、ぜひお試しを!

勉強の効率を劇的に改善できた私の方法 No.4 「繰り返す」ための仕組み作り

 

 

前回は、「理解」の過程について書きました。

本の内容を自分なりに解釈して理解したら、今度は、「記憶」の過程になります。

 

理解して終わり、では、記憶に定着させることはできません。

理解したら、その内容をいつでも想起できるように記憶することが必要です。

記憶するためには、適切な時期に「繰り返す」ことがポイントとなります。

 

 

「エビングハウスの忘却曲線」をご存じでしょうか?

ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスは、記銘した後、どの程度の内容を記憶できているかという記憶の忘却の研究を行いました。

 

その実験の結果、

記銘してから

20分後には42%を忘却する。

1時間後には56%を忘却する。

1日後 には74%を忘却する。

1週間後には77%を忘却する。

1ヶ月後には79%を忘却する。

ということが分かったそうです。

つまり、1日経った後には、7割もの内容を忘れてしまっているのです。

 

この忘却曲線をゆるやかにするためにはどうすれば良いのか?

それが、「繰り返す」ことです。

適切な時期に憶えたい内容を繰り返して復習することで、この忘却曲線のカーブがなだらかになるのです。

 

例えば、勉強をしたら、

その直後、30分後、3時間後、1日後、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、などと、繰り返す間隔を次第に長くしながら復習をすると、より効率的に記憶することができるということです。

また、この実験で使用されたのは相互に関連を持たない無意味な音節とのことで、学問的に体系化された知識であれば、忘却曲線がより緩やかになるといわれています。

このことは、体系的に学習することでより記憶に定着しやすくなることをあらわしています。

 

 

「繰り返す」ことを習慣化するためには、まずはいつでも見返すことができる環境を整えることが大切だと思います。

いつでも見返せるためには、いつでも見返すための情報を持ち歩いておく必要があります。

そのためには、「常に持ち歩けるサイズのメモ帳・ノート」が必要になってきます。

私の場合は、現在はミニ6穴サイズのシステム手帳(ブレイリオ)を使用しています。

バッグを持っていない状態でも常に肌身離さずメモを身につけておくためには、ポケットに入るサイズである必要があります。

 

コンビニで簡単に手に入るというメリットを考えると、A6サイズのノートが最適なようですが、これだとジーンズの後ろポケットにギリギリのサイズなので、多少出し入れのしにくさがあります。

出し入れのしにくさがあると、常に持ち歩く気持ちが薄れるため、私の場合、ポケットに入りやすいという事は第1条件です。

ミニ6穴サイズの手帳なら、A6サイズより少し小さいため、簡単に後ろポケットに入れておくことができます。

 

このメモ帳については、個人個人で使いやすいものを使って頂いて良いと思います。

モレスキンなんかも、ポケットにスッと入りやすいですし、デザインが良くてオススメです。

ただ、モレスキンは値段がやや高めなので、毎日ガンガン書いていくという使い方には多少抵抗感もあります。

持ち歩きやすさとコストパフォーマンスのバランスで選択されると良いと思います。

 

勉強して理解した内容から、記憶すべき内容をポイントとして抜き出して、メモ帳に書いておきます。

そして、このメモ帳を折に触れて見返すのです。

 

内容が多い場合には、全てメモ帳に書いていくのは時間がかかったり、手間だったりすることがあると思います。

そんな時は、項目だけでも良いと思います。

要は、想起するきっかけがあれば良いので、項目を見て内容を頭に思い浮かべるということでも事足りるわけです。

ただしこの場合には、内容がしっかり思い浮かべられる状態になっていないと、内容が合っているか確証を得るために別のノートを開いたりする必要があれば二度手間になってしまいます。

 

 

ある記憶術の本では、まず「本の目次から暗記する」というやり方を提唱しているものもいくつかあります。

目次を暗記して、その次に大項目、中項目、小項目、小見出し、内容というように、次第に内容を深くしていくのです。

この方法の良い点は、まず本全体の構成が頭に入るので、内容を体系的に理解しやすくなる所です。

また、目次を暗記することで、頭の中でその目次から次第に内容を深くたどっていくことで、メモ帳を見ないでも、頭の中だけで「繰り返す」という作業をすることができるのも大きなメリットです。

いちいちメモ帳を開くという作業がなくなるだけでも、大幅な時間短縮になりますし、本当にメモ帳を持ち歩けないような場所、例えばお風呂場などでも、頭の中だけで作業をすることができるのです。

 

 

どういうシステムを組むにしろ、確実に「繰り返す」ことができるシステムが構築できれば、記憶の効率は確実に上がっていくはずです。

勉強の効率を劇的に改善できた私の方法 Vol.3 「理解ノート」の作成

 

 

さて、勉強するテキストを決めたら、次は実際の勉強の段階です。

 

テキストを読むうちに、文章よりも図や表にまとめた方が分かりやすい内容があったりします。

その時には、ノートに自分なりに理解した内容のまとめを書いて、頭に入りやすい形に整理します。

図や表が直感的にすぐに書けるのが手書きの良さです。

Evernoteでデジタルメモを作って、全てをデジタルに移行したい気持ちもありますが、この直感的な手書きの感覚はデジタルにはまだまだ越えられそうにありません。

また、内容を理解する上でのキーワードが出てきた場合にも、ノートにメモしていきます。

 

 

このノートの選択については、少し大きめのノートの方が余裕を持って書けるのでオススメです。

余裕がある方が、後で追記も可能だからです。

 

しかも大きい方が、大きめの図や表も1ページにまとめて書くことができます。

 

 

私の選択の基準は、「大きくて記入しやすく、かつ、バッグに入れていつでも持ち歩けるサイズ・分量のノート」という基準にしています。

 

ちなみに私はB5サイズのコクヨCampusノートを使用しています。

Campusノートの30ページタイプなら、いつでもバッグに入れて持ち歩いてもそんなにかさばらないので良いです。

 

リングノートも好きなのですが、リングノートだと、バッグの中で他の書類やiPadなどにリングが当たるのが気になるので、リングなしのノートを使っています。

Campusノートならコンビニでも売っているので、いざという時にいつでも補充できるという安心感がありますし、文具店でまとめ買いすれば値段もかなり手頃なので、値段を気にせずどんどん書き込むことができます。

 

 

このノートに書き込んだものは、勉強した時の自分の頭の中での理解という作業が外部に出された形で定着しますので、自分の思考のタイムラインを追うように見ることができ、後からの記憶の定着に役立ちます。

この「理解ノート」は勉強が一段落着いたらたびたび見返して、復習に使います。

この「見返し」というところが勉強においてはポイントだと思います。

どうしても「まとめる」だけで満足してしまいがちですが、まとめるだけで終わるのではなく、後で必ず「見返す」。

これが記憶を定着させるポイントだと思います。

ノートを「見返す」時間もぜひ勉強時間の中に作ってみて下さい。

 

 

「読んだら、きちんと自分の知識にする方法」の中で、宮口公寿さんは、記憶術のポイントは、

「理解の過程」と「記憶の過程」を分離することだと書かれています。

まずは、「理解の過程」をここでしっかりと行うことで、後々の「記憶の過程」がスムーズに進むのです。

 

また、「非常に理解が難しいものは、時によっては、マインドマップやメモリーツリーで表現して、カンタンにまとめ直したほおうが速い場合があります。

内容が複雑なもので、この理解の作業に少し時間をかけても、理解しないで憶えるよりも、結果的に飛躍的に早い成果を得ることができます。」

とも書かれています。

 

まずはしっかりと理解することの大切さが分かります。

 

勉強の効率を劇的に改善できた私の方法 Vol.2 テキストの選び方、使い方

 

持病のアレルギー性鼻炎の手術のために入院していたため、しばらく更新ができていませんでした。
すみません。

前回は、勉強するにあたって、目的・目標を明確に持つことの大切さを書かせて頂きました。

 

今回は、実際の方法についてです。

 

自分が勉強すべき分野が決まったら、勉強するのにふさわしいテキストを選びます。
このテキストの選び方・使い方についても、勉強法の本を読んでいると本当に十人十色で、1冊を徹底的に勉強するという方もいれば、1つの分野について十数冊をまとめて買ってきて、積ん読でいろいろなテキストをあたりながら勉強していくという方もいます。

私の考えでは、テキストは1冊よりも、やさしいものからやや難しいものまで、複数冊あった方が勉強になると思っています。
なぜなら、あまりその分野について理解できていない初めのうちは、入門書的なやさしい内容の本から入った方が頭に入ってきやすいのです。
そして、やさしい内容の本に慣れてきたら、次第に難しい本に移行していくと良いと思います。

私の場合は、まずは自分が興味を持てる箇所、疑問に思った箇所から読み進め、その本の解説で分かりにくいところがあれば、別の本の同じ内容について書かれた箇所も参照してみるというやり方をします。

そうすると、同じ内容であっても著者によって色んな見方があったりしますので、一面的ではなく、多面的に物事を捉えることができ、視点に広がりが出てきて、理解が深まるのです。

また、1人の著者だけに頼りすぎるのも、もしその著者の主張が間違っていた時に、自分も丸々間違ってしまうというリスクが伴うので、よくないのではないかと思います。

論文ではないですが、医学書についても“批判的吟味”が必要なことがあると思います。