自炊のメリット・デメリット

 

本の「自炊」とは、自分が購入した書籍を、スキャナーを使用してデータ化することです。

自炊関連の書籍も多く出版されるようになりました。

ペーパーレス環境を実現してなるべくモノを増やしたくない人にとっては、快適な環境を構築できる時代になってきました。

私は現時点で、
医学書213冊
一般書97冊
合計310冊の書籍を自炊してMacBook Airに入れているのですが、

その中で見えてきたメリット・デメリットがあります。

最近でも、書籍によっては自炊するか、しないかを悩む場面が時々あるのですが、
総合的にみると、私にとってはやはり自炊のメリットの方が大きい気がします。

私が考える自炊のメリット・デメリットには以下のようなものがあります。

自炊のメリット

  • 書籍を持ち運ぶ時の物理的な重さから開放される。
  • 大量の書籍を持ち運べるため、いつでもどこでも常に多くの書籍を参照することができる。
  • スライドを作成する際に図のコピペがすぐにできる。
  • OCR(文字認識)処理した書籍であれば、書籍全文の文字列検索ができる(複数書籍をまたがる文字列検索も可能)。
  • 書籍を保管する場所(本棚)の物理的なスペースが必要ない。

 

自炊のデメリット

  • 読書の快適さは電子書籍リーダー(タブレット)の性能に左右される。
  • ページをランダムに高速で飛ばして読むこと(パラパラ読み)は難しい(現時点での技術では)。
  • 液晶画面は屋外の日差しが強い場所ではとても見にくい。
  • 電子書籍リーダーの電池が切れたら読めなくなる。
  • 手書きで気軽に書き込むことができない。(注釈機能を使えば手間はかかるが記入はできる)
  • 書籍の物体としての感覚を手がかりとした記憶は薄くなる(だいたいこのあたりのページにこういう内容が書いてあったな、など)。
  • 書籍の物体としての所有欲を満たすことはできない(装丁・手触り・重厚感、など)。

 

私は、普段持ち歩く荷物が結構多い(MacBook Air、iPad、Kindle、モバイルバッテリー、デジカメ、手帳、ノート、文房具、財布などなど)ため、できるだけ荷物の重量を少なくしたいということがあります。
これに加えて本を何冊も持ち歩けば、とてもじゃないけど体力が持ちません。
MacBook AirとiPadに書籍データを全て入れて持ち運べば、書籍がいくら増えていっても持ち歩く荷物の重量は全く変わらないため、これは私にとって大きなメリットになります。

また、読みたいと思った時にすぐに読める、調べたいと思った時にすぐに調べられる、という感覚は、モチベーションが高まった状態を逃したくないため、大事にしたいと思っています。
そういう点でも自炊のメリットは大きいと思います。

両方のメリットをできるだけ活かすハイブリッドな方法として、まずは自炊しない状態でマーカーや書き込みなどをしながら書籍を読んで、読み終わってから自炊をするという方法もあります。
ただし、自炊しない段階では持ち運びのデメリットがあるため、私のように「積ん読(何冊もの本を並行して読み進めること)」をする方にとっては、この方法でもデメリットが大きくなるのではないでしょうか。

こういった理由で、私としてはやはり自炊を選択しています。