学会認定資格を取得したら、何ができるようになるのか?

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私は、2006年に心臓リハビリテーション指導士を、
2007年に呼吸療法認定士の資格を取得しました。

 

これらの資格を取得して思ったことがあります。
資格を取る前は、試験への合格という目標のもとに、試験の内容に沿った勉強をしていくことになります。

 

合格という分かりやすい目標があり、試験の日程も決められているため、計画的に勉強できますし、勉強しようという意欲も湧いてきます。

 

私も初めは「この資格を取る」ということが大きな目標として存在していました。

 

そして、何とか無事に合格できたわけですが、合格した後に何か自分が変わったのか?と考えると、臨床業務では、大きくやることが変わるわけでもありません。

 

資格がないとできない業務がある、というような資格は別として、こういった学会認定資格というのは、合格したからといってできる業務範囲が広がるわけではないですし、すぐに実践で何かができるようになる、というものではないと思います。
私の認識としては、その分野のベースラインの最低限の知識を学んだ、というものだと思います。

 

自分の職種に関するものだけではなく、他職種に関する知識も問われますので、知識の広がりはできます。
広く浅く、という感覚です。

 

心臓リハにしても呼吸リハにしても、多職種による“包括的な”リハが効果を発揮しますので、他職種と重なる部分の知識は必要だと思います。
職種ごとに完全な縦割りの守備範囲ではなく、この重なる部分があることで、各職種が他職種との連携に配慮しながら、フレキシブルに対応できるのではないかと思います。

 

そのベースラインの知識を身につけることがこういった学会認定の資格であって、そこが最終目標ではないと思います。

 

そのため、その先の自己学習、生涯学習によって初めてその知識が活かされてくるのだと思います。

 

こういった他職種に関する知識を身につけると、新しく広がった知識を身につけたことが嬉しくて、どうしてもそちらの知識を拡げたいという欲求が出てくるのですが、ここで注意が必要なのは、他職種が関わる分野の知識を拡げても、自分の専門性を高めていくことはできません。

 

他職種の分野は、あくまで“包括的な視点”を持つためのものであって、あくまで専門は自職種の分野であるはずです。

 

その後の自己学習によって、いかに自分の職種の役割としての専門性を高めていくか、そしてチーム医療の中でいかに自分の専門性を発揮していくか、が大切だと思います。

 

 

投稿者: 認定理学療法士 松田 浩昭

理学療法士17年目 リハビリ特化型デイサービスと訪問看護ステーションを経営 日々感じた事をアウトプットします。

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